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概要

1. 製品概要

FLY SHT36 V3は、広州マグネシウム電子科技有限公司が3Dプリンターのエクストルーダーヘッド向けに設計したノズルツールボードです。このツールボードを使用することで、従来のメインボードとプリントヘッド間の複雑な配線を4本のワイヤーで置き換え、レイアウトを最適化できます。SHT36 V3は36ステッピングモーターに対応し、CANトランシーバー、RS232トランシーバー、Type-Cポート、TMC2209ドライバー、LIS2DW加速度センサー、2つの制御可能なファンなどの機能を統合したツールボードです。このツールボードはKlipperおよびRRFファームウェアに対応しています。

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1.1 製品の特徴

  • ブートボタンを予備搭載。ユーザーはType-C経由でブートモードに入り、ファームウェアを更新できます。
  • Klipperファームウェア、RRFファームウェアに対応。
  • CANモード、RS232モード、RRF CANモードに対応。
  • RS232モードでは、より高い伝送速度と安定性を実現。CANモードでは、CAN拡張に対応し、CAN拡張インターフェースを予備搭載。
  • 温度センサー対応: ボード搭載のMAX31865チップがPT100およびPT1000温度センサーに対応。
  • 2系統の制御可能なファンをサポート。電圧は選択可能で、Mos小型基板は交換可能なため、メンテナンスや交換が容易。最大出力電流は1A。
  • ボード搭載のLIS2DW加速度センサーとLDC1612センサー。
  • RGBインターフェースを予備搭載。ボード搭載の2209ドライバーは、BLtouch、klicky、Voron Tap、PL08nなど、さまざまなレベルセンサーに対応。
  • 12-24V電圧、15A電流入力に対応。ヒーターポートを拡大し、定格電流は10A。

1.2 新機能

  • Klipper CANモード、RS232モード、RRF CANモードの相互切り替えに対応。
  • RS232モードを新規追加。より高い伝送速度と安定性を実現し、デバッグもより簡単。
  • RRF CANモードを新規追加。RRFツールボードに切り替え可能で、適用性を向上。
  • CAN拡張インターフェースを新規追加。CANデバイスの拡張が容易。
  • 終端抵抗のDIPスイッチを新規追加。120Ωの終端抵抗をDIPスイッチで選択可能で、ジャンパー線は不要。
  • 1メートルの電源/信号接続ケーブルを新規追加。ケーブルはツイストペア設計で、ノイズ耐性が向上。

1.3 製品仕様

  • MCU: Raspberry Pi rp2040、デュアルコア ARM Cortex-M0+@133MHz
  • 接続インターフェース: XT30(2+2)コネクタを使用、15A電流対応、ピーク30A
  • ファームウェア: Reprap/Klipper
  • 入力電圧: DC12V-24V
  • 論理電圧: DC3.3V
  • ボード搭載センサー: LIS2DWとLDC1612
  • ヒーターポート: ヒーター(HEAT0)、10A
  • 拡張インターフェース: RGB、EndStop、PT100/PT1000、XH2.54-2P CAN拡張ポート
  • ファンインターフェース: 2系統のDC制御可能ファン
  • モータードライバー: ボード搭載TMC2209
  • 温度センサー: 1系統100K NTCまたはPT1000(TH0)、1系統PT100/PT1000選択可能

4. 製品分類

RRFチュートリアルリンクRRF

SHT36 V3V3Plus V3Max V3
Klipper CANBus
Klipper RS232
RRF CANBus
LIS2DW
MAX31865
LDC1612

製品に関する注意事項

出力ポート24V電源時の最大電流12V電源時の最大電流
ヒーターポート5A2.5A
ファンポート1A0.5A
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